● 大分市内ホテル解体工事(2012年12月~2013年4月)
建物概要 : SRC造地上14階地下2階建、S造3階建、立体駐車場、延床面積:約33346㎡
高層階の外壁構造対策と新築計画を見据えた地下解体工事
商業施設併設のホテル撤退に伴い、老朽化したビルの解体撤去工事を弊社が担当いたしました。
地上12階地下2階建ての複合商業施設として建設された当ビルの解体は、2つの問題がありました。
1つ目は、高層階に数カ所ある大きく迫り出した構造部分の解体です。突出部分の突然の崩壊と作業場の安全確保の為、仮設足場を地上から床下まで組み上げて、支保工を組みました。解体時には重機を使用し躯体を細かく破砕しながら、支保工上に溜まったコンクリート塊を人力にて搬出する作業を反覆いたしました。
2つ目は、解体後の新築計画を加味しながら、周辺の湧水対策として地下2階部分の外壁を残置することでした。残置部分を綿密に計画・検討を繰り返し慎重な解体作業を実施いたしました。
現場周辺は、大分駅前という事もあり人の往来も多く、特に工事用車輌の出入には細心の注意を払いながらの工事でしたが、皆様のご協力を頂き無事故無災害にて工事を完了することが出来ました。